昨年に引き続き、いつも当薬局をご利用頂いている養護老人ホームにて
【口腔ケアは誰のため？】をテーマに入所者37名、職員8名に対して講演しました。
歯科医さんや歯科衛生士さんのような講演はできませんが、おじいちゃんおばあちゃんたちに
いつまでも自分の歯を大切にして、お元気でいて欲しいという思いでお話しました。
先日の多職種連携「将監桂連携の会」で歯科衛生士さんからご講演いただいて学んだ、
「歯周病対策や歯の喪失予防について」を早速資料に盛り込みました。
まずケアをする側の口腔ケアに対する意識がきちんと身についていなければ、
利用者さんの口腔ケア意識・レベルも向上しないと思います。

様々な講演や健康相談を対応していて感じたこととして、
必要に迫られて身につけた知識を、目の前の患者様に提供することと、
病気になっていない方に啓発することは、どちらも等しく大切なことだと思います。

薬剤師という職業柄、医師、歯科医師、看護師、医療事務、メディカルソーシャルワーカー、
特養、ケアマネージャー、歯科衛生士、管理栄養士、デイサービス、グループホーム、
小規模多機能、訪問入浴、福祉用具レンタル、包括支援センターなど、
各分野のプロから話を聞ける機会は多く、
そして、身につけた知識や情報を地域住民へ還元できる場や機会も多いと感じます。
職に貴賤は無いけれど、健康に携わることで身につけた知識が、
誰かの役に立てたとき、この上ない喜びとやりがいを感じます。
今後も健康サポート薬局として地域包括ケアシステムの一員として機能できるように、
「患者様に優しく、地域住民に優しい薬局」を目指し続けます。